食生活と関わりが深いがんですが、 実はさまざまな生活習慣の影響を受けて発生することが分かっているんです!
それぞれ、科学的な根拠をもとに 「確実」「ほぼ確実」「可能性あり」と、リスクの信頼性(確実度)が異なります。
確実なのは、やはり
過度の「飲酒」と「喫煙」そして「感染」の3つです。
いずれも、1回で発生するものではありませんが、
発がんリスクを伴う生活習慣が長く続くほど、危険性が高くなります!
まずは自分の生活の中に、こうした要因が潜んでいないかどうかを見直してみましょう。
◎生活習慣とがんの関連
肺がん・・・
喫煙→「確実にリスクを上げる」、感染症→「リスクを上げる可能性あり」、
果物→「リスクを下げる可能性あり」(肺結核)
肝がん・・・
喫煙→「ほぼ確実にリスクを上げる」、飲酒→「確実にリスクを上げる」、感染症→「確実にリスクを上げる」 (肝炎ウイルス)、
コーヒー→ほぼ確実にリスクを下げる
胃がん・・・
喫煙→「確実にリスクを上げる」、感染症→「確実にリスクを上げる」 (肝炎ウイルス)、
塩・塩蔵品→「ほぼ確実にリスクを上げる」
野菜→リスクを下げる可能性がある、 果物→「リスクを下げる可能性あり」 、緑茶→「(女性)リスクを下げる可能性がある」
大腸がん・・・
喫煙→「リスクを上げる可能性がある」、 飲酒→「確実にリスクを上げる」、加工肉→「リスクを上げる可能性がある」
運動→ほぼ確実にリスクを下げる、コーヒー→「リスクを下げる可能性がある」
乳がん・・・
喫煙→「リスクを上げる可能性がある」
運動→「リスクを下げる可能性がある」
食道がん・・・
喫煙→「確実にリスクを上げる」、飲酒→「確実にリスクを上げる」
野菜→「ほぼ確実にリスクを下げる」、 果物→「ほぼ確実にリスクを下げる」
参照:(国立がん研究センター「科学的根拠に基づく発がん性。がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」ver.20150108より)上の生活習慣とがんの関連のデータは一部を抜粋したものです。研究は現在も進行しており、随時、内容の追加や修正が行われています。
「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正 体重の維持」の5つの生活習慣に気を付けて生活している 人とそうでない人では、将来がんになる確率はどれくらい 違うのでしょうか。
国立がん研究センターによる多目的コホー ト研究(40歳から69歳の男女140,420人を対象に1990年より 実施)では生活習慣とがんの罹 り 患 かん について長い年月をか けて調べてきました。
その結果、この5つの健康習慣を 実践する人は、0または1つ実践していた人に比べ、男性 で43%、女性で37% がんになるリスクが低かったとい う推計が示されました。
参照:
国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ WEBページ
やはり、基本中の基本、
「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正 体重の維持」
の5つの生活習慣 です。
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