CNNで
「コレステロールを悪者にする黒幕とは?」という番組が放送されました。
かつてコレステロール値を上げる高脂肪食は体に悪いと言われ、
アメリカでは脂肪を避け糖質を多く含む炭水化物を
多く摂るようになった結果、国民はもっと不健康になり
更に深刻さを増すこととなってしまった事が嘆かれています。
コレステロールが悪いとされた要因として、
心疾患患者の血管内にコレステロールが発見されたことがあげられます。
しかし近年、心疾患の原因はコレステロールではなく炎症であり
炎症を修復するために
コレステロールが血管内に溜まったという事が分かってきました。
つまりコレステロールを上げる食べ物ではなく
炎症を増やす食べ物を避ける方がより重要だといわれています。
もちろん、高コレステロール食をお勧めしているわけではありません。
高コレステロール値でも長寿の人もいるし、
コレステロールは脳やホルモンの材料として
必要な成分でもあるので、極端に嫌うのではなく、
炎症の引き金であるとされている
精製炭水化物やオメガ6(植物油やマヨネーズ)、トランス脂肪酸(マーガリン、菓子、加工食品)などに注意することが重要だと放送されています。
ゾーン理論※1 の第一人者であるバリー・シアーズ博士が常日頃、発信しているように、炎症を起こさない食事バランスでの食事と炎症を起こしにくくするオメガ3(魚、の油、ナッツ、フィッシュオイルサプリ)を積極的に摂る事の必要性がアメリカでは一般認識されています。
バリー・シアーズ博士は細胞の炎症が慢性疾患の根本的な原因であるとし、
慢性疾患治療のための栄養学的アプローチに関する教育プロジェクトと医学研究プロジェクトを支援するため、2003年に非営利財団としてInflammation Research Foundationを設立し、研究を続けられています。
※1 ゾーン理論・・・バリー・シアーズ博士が提唱する理論で病気、老化、肥満などの根本的な原因になる炎症をコントロールするZONE抗炎症栄養学とも言われます。
マドンナ ジャネット・ジャクソン ジェニファー・アニストン
ブラッド・ピッド 元大統領ビル・クリントン など
アメリカでは ハリウッドダイエット とも呼ばれ、多くのセレブが美と健康と活力を保つために取り入れています。