ご近所とのトラブルはの上位は「騒音」「駐車」だそうです。騒音は自分では普通だと思っていた生活音が、相手にとっては騒音と感じてしまいトラブルに発展してしまうことがあります。
その次に続くのが「駐車・車」に関するトラブルと、「ペットの飼育やマナー」に関するトラブル、そして「ごみ捨て」のトラブルなどが多いです。
住んでいるマンション・アパート内で住人トラブルがあった人は10人に1人!

出典: 当事者になった人も含めて、住んでいるマンション・アパートでもめ事があったのは10人に1人の割合ということが分かる(出典/SUUMOジャーナル編集部)
「苦情を言われたことはない」が9割以上。言われたことのある苦情内容は「音」が多い結果に
同じマンション・アパートの住人から苦情を言われたことがあるかどうかですが、「直接本人から言われたことがある」は5.8%
少数派ですが、言われた苦情の内容に関しては以下のようなものがありました。
「間接的に言われたことがある」は4.0%。非常識だなと思っていても、相手に伝えるかというとそうでもないようで、「特にない」が90.3%で圧倒的に多い結果となりました。
前回の調査で、「非常識な住人がいる」と回答した人が4割以上いたことを考えると、
「非常識だなと感じていても、苦情までは言わない」という人が実際には多いのかもしれません。
・子どもの声や、足音に気を付けてほしい(直接本人から言われたことがある:46歳・男性)
・たばこのベランダの灰(直接本人から言われたことがある:45歳・男性)
・玄関前に植木鉢を置いていた(管理会社や知人を通すなど、間接的に言われたことがある:44歳・男性)
・子どもを叱る声が大きすぎて騒音だと言われた(直接本人から言われたことがある:44歳・男性)
・燃えるゴミを1袋、体調が悪くて捨てに行けなくて、1週間置いていたら、真夏だったため異臭だと言われた(管理会社や知人を通すなど、間接的に言われたことがある:48歳・女性)
・下の階の方から、子どものドタバタがうるさいと言われた(直接本人から言われたことがある:45歳・女性)
出典/SUUMOジャーナル編集部
お子さんがいる家庭ではかなり気をつけたい状況がうかがい知れますね。
トラブルに巻き込まれたら引越しを検討する人が多い

出典: 「分からない」という人は全体4割弱。トラブルの内容によっては検討するということか?(出典/SUUMOジャーナル編集部)
近隣トラブルにまで発展した場合、賃貸では半分以上の54.5%が引っ越しを検討すると答えいます。持ち家であっても18.4%!これは高い数字だと思います。
「分からない」という回答が多く、「引越しを検討しない」と言い切れない分、実際にトラブルに巻き込まれたら「引越しを検討する」という考えに傾くのではないかと思われます。
今回の【ご近所トラブル編1】では、データをもとに苦情の種類や苦情後の対応を見ていますが、実際「苦情の原因が発生していて、それを感じて苦情やトラブルが起こる割合は1割程度」となるようです。
トラブルに巻き込まれないように注意すること
では、近隣トラブルに巻き込まれないようにするために、日ごろから何か気を付けていることはあるのでしょうか。
全体の6割を占めた1位は「普段から挨拶を心がけている」で、日ごろから挨拶をきちんとしてコミュニケーションをとっていれば、多少のことではトラブルに発展しないと考える人が多いようです。
出典/SUUMOジャーナル編集部
「SUUMOジャーナル編集部のサイト」でのアンケート調査、結果1位は「挨拶」でした。
「挨拶」はコミュニケーションの基本中の基本です。別の記事でコミュニケーションのことは書いていますが、仕事でも学校でも家庭でも地域社会ではコミュニケーションが一番大事だということが分かりますし、「皆さんも認識していることだ」ということですね。
これほどに大事なコミュニケーションなんですが学校ではほとんど教えられていません。なので意識的して独学していかなくてはいけません。
このサイトでもコミュニケーションを、とくにコーチング、カウンセリングの現場で使われるような基本中の基本の内容、そして心理学など・・役に立つ情報をどんどんアップしていきますのでよろしくお願い致します。
さて、今回見てきました「ご近所トラブル」ですが、トラブル回避には挨拶を気を付けること、そして「ゴミ出しや」「ペット」「お子様」関係のことが多いですので、周囲を不快にさせない「マナー」が重要ということが言えます。
普段の少しの気遣いで「未然に防げる」ことがほとんどなのでぜひ参考にしてください。
「ご近所トラブル2」では、こじれた時の相談場所、について書いていきます。