ラポール (rapport) とは臨床心理学の用語で、セラピストとクライエントとの間の心的状態を表す。
もとは、オーストリアの精神科医フランツ・アントン・メスメルが「動物磁気」に感応したクライエントとの間に生じた関係を表現するために用いた語である。その後、セラピストとクライエントの間に、相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり感情の交流を行える関係が成立している状態を表す語として用いられるようになった。カウンセリングや心理療法をどのような立場から行う場合であっても、ラポールは共通した基本的な前提条件として重視されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラポールをウィキペディアで調べると上記の説明が紹介してありました。

もとは臨床心理学の用語でしたが、本やメディアでラポールのことが紹介されて結構身近で言葉を聞くこともあります。
ラポールは信頼関係を築けている状態と一般的には言われています。
人間関係は信頼関係が築けていれば大抵のことは上手くいくと言えます。
社会は当然ながら人間関係で出来ています。
夫婦関係から恋人関係、友人関係、会社の同僚、上司、部下、お客様などラポールが築けていればスムーズにいくことは容易にイメージができますね。

それでは、どうすればラポールを築けるようになるのでしょうか?
ラポールが築かれるプロセスは色々ありますが、今回はマッチングをご紹介いたします。
マッチング
マッチングとは、コミュニケーションの中で相手に合わせる行為全般をさします。
コミュニケーションは
7% 言葉
38% 声の抑揚
55% フィジオロジー
という割合で影響力があります。
『言葉』は「叙述語(別の所で解説します)」「キーワード」「類似した体験と関連性」「内容のチャンク・サイズ(別の所で解説します)」
『声の抑揚』は、声のトーン、テンポ、音色、ボリューム
『フィジオロジー』は、自分の「身体の使い方」=「態度」「姿勢」
「表情」「言葉」「振る舞い」「身振り手振り」「呼吸」
などになります。
7% 言葉
38% 声の抑揚
55% フィジオロジー
なので
フィジオロジー > 声の抑揚 > 言葉
の順で影響があります。
マッチングはこのコミュニケーションパターンを合わせていくことです。