まず冷え性改善の前に冷え性の原因を知りましょう。
冷え性の原因は、一般的に血液の循環がうまくいってないことにあります。
血液の循環がうまくいかない主な要因は
1.血液が汚れている
脂っこいものの食べ過ぎなどにより、
血液中に中性脂肪やコレステロールが溜まっていたり、老廃物や毒素が溜まっているいわゆる「ドロドロ血」の状態。
末端まで血液が行きわたらず冷えの原因になります。
2.運動不足
「歩く」ということは、足の筋肉を収縮させることで、血液を心臓に押し上げることができます。
歩く機会が少ないと血行が悪くなり冷え性に繋がります。
また、運動不足は心臓の血液ポンプとしての役割も衰えさせます。
冷え性の改善には日頃の運動不足を解消することが大切です。
日常的に歩く時間を増やすなどの工夫をした方がよいでしょう。
3.自律神経のみだれ
自律神経は自動的に身体の様々な調整を行っています。
末端へ血流が流れない
体温が下がる
など、自律神経のバランスが乱れていることもあるそうです。
自律神経はまずは、ストレスの管理と整った健康的な生活リズム、そして適度な睡眠時間
そして大事なのが日光に当たること。
(日光についてはこれ以上長くなると酵素から離れすぎますので別の機会に書きます。)
冷え性の改善と酵素の関係
私たちの体がもつ潜在酵素のうち代謝酵素は、
脂肪をエネルギーに変換したり、その際に発生した老廃物や毒素を排出する役割も担っています。
代謝酵素不足は「血液ドロドロ」にもつながるのです。
私たちの体がつくれる代謝酵素は、無限ではなく一定量に限られており、
それも食べ物の消化をする消化酵素と合わせた全体で限界量が決まっています。
しかも、この生産可能な酵素の全体量は、加齢やストレスなどにより減少するので、 若い頃と同じ食事をしていると、代謝酵素不足により血液ドロドロのリスクが高まることになります。
酵素不足を補うことは冷え性の改善にもつながる
年齢が上がるにつれ、体が冷えやすくなったという人は、 運動不足とともに酵素不足についても考えてみるといいでしょう。
食べ過ぎ、早食い(よく噛まない)、間食が多い、空腹を感じないうちに次の食事を食べている
などは、消化酵素を消費しやすい食生活。
消化酵素は優先的に生産されるので、このような食生活は代謝酵素不足に繋がります。
若い頃にこのような食生活をして何とも感じなかった人も、
年をとると潜在酵素の減少により、代謝酵素不足を招き不調を感じやすくなります。
逆に消化酵素の浪費を防ぐ食生活とは、
粗食、よく噛む、空腹を感じてから食べる
と言ったことの他に、
消化酵素を助ける食物酵素を積極的に摂るということも有効です。
生野菜や刺身など、生の食材を食べることが食物酵素の摂取に繋がりますが、
生の食材は体を冷やす作用もあります。
偏食には注意して、火の通った食べ物もバランスよく食べるようにしましょう。