アメリカの研究者によると、
「肥満の人は1日のうち373分間立ち、571分間座っている」
のに対して、
「肥満でない人は526分間立ち、407分間座っている」そうです。
この違いによって、1年では12万6000キロカロリーもの差がつくそうです。
もし、これが体脂肪として蓄えられたなら、
1年で10キロ以上体重が増えてしまうと言われています!
(参照 40歳から病気にならない人の習慣 満尾 正 著)
オタゴ大学の人間栄養学部のメレディス ペディー氏によると
「仕事で座っている時間が長いオフィスワーカーは、仕事の合間にときどき2分間の休憩をとり、体を動かし、さらに、毎日30分ウォーキングをすると、動脈硬化や血栓の原因になる中性脂肪を大幅に低下できます」とのことです。
「座りっぱなしは、ダイエットや健康の敵」で、
「立つこと(動くこと)はダイエットや健康に良い」
ということがお分かりいただけると思います。
最近耳にする
ロコモという言葉があります。
ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)のことで、
身体の運動器を長く使い続けるために(社)日本整形外科学会が提唱している新しい概念です。

メタボの運動器バージョンです。
ざっくり言うと、動きづらくなる(もしくは動けない)ことによって、生じる障害ですね。
ロコモになると、動きづらいので、運動不足になります。
運動不足になると
脂肪が付き体重が増え
筋肉も衰え
↓
さらに動きづらくなる!
という悪循環が生まれてしまいます。
なので、早いうちから正しい健康法を身に着け
体の痛みの根本改善も習得しておく必要があります。
(健康法や痛みの根本改善などの情報は今後どんどん
アップしていきます!)
今回は、身体活動量について紹介していきます。
「座りっぱなしは、ダイエットや健康の敵」で、
「立つこと(動くこと)はダイエットや健康に良い」
ということは、
「身体活動量」を増やすと良い、ということです。
毎日の生活で、ちょっとしたことを工夫すると、身体活動量を増やすことができます。
とくにオフィスで働く人は工夫しないとすぐに運動不足になってしまいます。
オフィスワークの方だけでなく、運動不足を感じている方にちょっとした
「身体活動量を増やす」工夫をご案内します。

身体活動量を増やす工夫
・ 1時間ごとに立ち上がり体操や運動をする。
・ ランチの時間には10分~20分ほど歩く。
・ 休憩時間に歩く。家やオフィスの周りを歩くことを習慣にする。
・ ちょっとした用事があるときは、車でなく徒歩で行く。
・ エレベーターやエスカレータを使わず、階段を使う。
・ 家にはテレビのリモコンを近くに置かない。家事は立ったまま行う。
・ スーパーマーケットに買い物に行くときは、歩いて行ける一番遠い場所に駐車する。
・ 電話中は立つ
・・・など、です。