春になりポカポカ陽気の日も増え暖かくなってきてましたが、最近ではそんな気持ちのいい春なのに、「花粉症」の為、「くしゃみは出るし、鼻水は出るし、目はかゆいしでもう嫌だ!」という方が多いのではないでしょうか?
冬には風邪やインフルエンザで大変だったのに今度は花粉症…。
今回はそんな辛い花粉症を乗り切るために食事・予防の2つの観点から対策を紹介します。
まずは食事。
東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎(こういちろう)先生によると、腸内環境を整えることで花粉症を抑えられる。より具体的にいうと「善玉菌を増やす」ことによって症状が抑えられるといいます。
こういった発言をする方はとても多いので「腸内環境を改善=花粉症対策」
は有力な情報だと言えます。
腸内細菌には悪玉菌と善玉菌があり、悪玉菌が増えると(花粉症を引き起こす)IgE抗体が作られやすくなり、症状が出やすくなる。反対に善玉菌が増えると、IgE抗体が作られにくくなり、症状が抑えられるの。とのこと
そこで効果的な食べ物は「納豆」と「ヨーグルト」だと言われています。
納豆に含まれる納豆菌は熱や酸に強く、腸内で活性化して善玉菌を増殖させる働きがあり、ヨーグルトの乳酸菌も同様に、IgE抗体の生産を減らし、アレルギー反応を抑える効果があると言われています。
次に花粉症予防について。花粉症対策の定番のマスクですが、普通のものでは実は3分の1から6分の1の量の花粉しか防げていないらしいです。
医療従事者向けに製造されたマスクなどであれば状況は改善されますが、価格は高くなってしまいます。。
そこで、普通のマスクでも、ひと手間ふた手間かけることで花粉除去率を99%以上に上げることができる技を紹介します。
それが環境省が公開している「インナーマスク」です。
用意するものは縦横10cm程度に切ったガーゼを2枚と化粧用コットンだけです。
まずは1枚のガーゼでくるくるっと丸めた化粧用コットンを包み、さらに残っている1枚のガーゼを4つ折りにして市販の不織布マスクに当てたら、ちょうど鼻の下に来るように先ほどガーゼで包んだ化粧用コットンを置いて完成です。
たったこれだけで花粉をほぼ完全に防ぐそうなので、花粉症に悩まされている方はぜひ試してみてほしいですね。
さらにもう一つの技は、マスクに水をスプレーする方法です。
これは外側でも内側でも、マスクの吸着率を上げることができます。
とくに内側にスプレーしたら湿度が高く保たれ、粘膜の保護にもなりインフル対策時にも重宝します。