身につけておきたい呼吸法(丹田呼吸)

気功やヨガ、太極拳では呼吸を重要視します。

これらの教えでは、呼吸が大切なものであると考えています。

心と繋がっていることも教えています。

呼吸は生きてる物には当たり前のことで、ほとんどの人が意識することなく呼吸をしています。

ここで呼吸について考えてみたいと思います。

人間や動物は呼吸することで空気を肺に出し入れしています。

肺に空気を送り込み酸素を血液に触れさせ、血液中に酸素を取り込みます。

取り込まれた酸素は血管を使って全身の細胞に届けられます。

そして、細胞では酸素を使い、エネルギーとして使われた後は二酸化炭素が出ます。

この二酸化炭素は外に出す必要があるので血管を使って肺に送られ外に出します。

このようにして細胞は生きています。

生き物は細胞が集まって出来ています。

脳細胞、神経細胞、筋肉細胞、肝細胞・・・など、すべて細胞です。

この細胞1個、1個が生きているという感覚が大事です。

細胞が生きるためには酸素が必要です。

食べ物や飲み物は3日間か無くても生きていけますが、酸素は約5分間止まると死んでしまいます。

なので最も重要な「酸素を取り込んでいるために呼吸をしている。」

という感覚に「集中する」

そして「実感する」ことが呼吸法です。

実感出来たら、感謝を感じるかもしれません。

この段階に入ったら、「瞑想」といえる段階まで深くなってきます。

「瞑想」の話は置いておきまして・・・

深く正しい呼吸をすると、血液のみぐりがよくなりますから、肩こり、冷え、疲れなど、軽減されていきます。

深く正しい呼吸をする方法が「丹田呼吸(複式呼吸)」です。

丹田(たんでん)とは、おへそから握りこぶし1つ分程下にあたる部分をさします。

その丹田を意識した呼吸法です。

丹田を意識してここから息を吐き出すようにしてゆっくりと呼吸をしていきます。

【丹田呼吸のやり方】

丹田を意識して・・・・・まずは口からゆっくりと息を吐きだします。

(なれたら口を閉じたまま、のどの奥を開けて鼻からも出せます)

吐き終わったら、次に、おなかにためるように息を鼻から深~~く吸い込みます。

吸い込んだらしばらく息を止めます。

☆ポイント

・吐いた時には、お腹がへこみ

・吸っている時には、お腹は膨らみます。

・「吸う」ことよりも「吐く」を意識することです。
十分に吐き切れれば、自然に吸う量が増えるからです。

最初は慣れないかもしれませんが、毎日続けると自然と丹田呼吸ができるようになってきます。

・時間は大体で大丈夫ですが、例えば

吐く「7秒」

吸う「7秒」

止める「7秒」

から始めてはどうでしょうか?

目安なので気持ちよくできる長さで

けっこうです。

少しずつ、気が付いた時にいつでも行いましょう!

間違ってもいいので、続けることが一番のコツですよ!