水は私たちの生活に欠かせないものですが、自然の中や災害時などでは、すぐにきれいな水を確保できないこともあります。
そんなときに役立つのが、手軽にできる「布や紙の繊維を使ったろ過」です☝
この方法は、Tシャツやコーヒーフィルターなどの身近な素材を使って水の汚れを取り除くシンプルな手段ですが、
使用する際の注意点もあります( ゚Д゚)
今回は、その方法とポイントについて詳しく解説していきますね☆
布や紙のろ過とは?
ろ過とは、水に含まれる不純物を取り除く方法の一つです。
特に布や紙の繊維を使ったろ過は、泥や葉っぱ、砂などの大きなゴミを取り除くのに適しており、
アウトドアや緊急時に役立ちます(^^)/
しかし、注意しなければならないのは、この方法では細菌やウイルス、化学汚染物質は除去できないということです( ;∀;)
そのため、ろ過した後に煮沸するか、他の浄水方法と組み合わせる必要があります。
布や紙を使ったろ過の方法
① Tシャツやタオルを使う方法
準備するもの
きれいなTシャツやタオル
容器(ペットボトルやバケツなど)
手順
布を何重にも重ねる
できるだけ目の細かい布を選び、2~3重に折りたたんで使用します。これにより、ろ過の精度が向上します。
水をゆっくり注ぐ
布の上からゆっくりと水を注ぎ、自然にろ過させます。
ろ過後の水を別の容器に集める
布を通った水は目に見える汚れが減っていますが、まだ飲用には適しません。
② コーヒーフィルターやキッチンペーパーを使う方法
準備するもの
〇コーヒーフィルターやキッチンペーパー
〇漏斗(またはペットボトルを半分に切ったもの)
〇容器
手順
フィルターをセットする
コーヒーフィルターやキッチンペーパーを漏斗にセットします。ペットボトルを半分に切り、
上半分を逆さにしてフィルターを置くのも良い方法です。
水をゆっくり注ぐ
水をゆっくりと注ぎ、フィルターを通してろ過します。
繰り返しろ過する
1回では完全にきれいにならない場合があるので、2~3回繰り返すとより効果的です。
③ 砂や炭と組み合わせた多層ろ過
さらに高度な方法として、布や紙のフィルターに加え、砂や活性炭を使った多層フィルターを作ることもできます。
準備するもの
〇目の細かい布やコーヒーフィルター
〇砂、活性炭、小石
〇ペットボトル(またはバケツ)
手順
ペットボトルの底を切り、逆さにしてろ過装置を作る。
底から順に小石→砂→活性炭→布やコーヒーフィルターを重ねる。
水をゆっくり注ぎ、自然にろ過させる。
さらにTシャツやタオルでろ過すると、より透明度の高い水が得られる。
ろ過後の水の処理方法
ろ過した水は見た目はきれいに見えても、細菌やウイルスはまだ残っている可能性があるため、
必ず追加の処理を行うことが大切です。
① 煮沸消毒
最も手軽で確実な方法は、ろ過した水を10分以上沸騰させることです。
これにより、多くの細菌やウイルスが死滅します。
② 消毒剤の使用
アウトドア用の浄水タブレット(次亜塩素酸ナトリウムやヨウ素系消毒剤)を使用すると、さらに安全な水になります。
ただし、使用量を間違えると体に悪影響があるため、説明書をよく読んで使用してください。
③ 太陽光消毒(SODIS)
透明なペットボトルにろ過した水を入れ、直射日光に6時間以上さらすことで、紫外線の効果により殺菌できます。
これは特に災害時やアウトドアで役立つ方法です。
布や紙のろ過のメリットと注意点
メリット
✅ 簡単に手に入る材料でろ過できる
✅ 大きなゴミや泥を取り除ける
✅ アウトドアや災害時に役立つ
注意点
⚠ 細菌やウイルス、化学物質は除去できない
⚠ ろ過した水は必ず煮沸や消毒をする
⚠ ろ過に時間がかかる場合がある
まとめ
布や紙を使ったろ過は、身近な道具を使って水の汚れを取り除く簡易的な方法です☝
Tシャツやコーヒーフィルターなどを使えば、大きなゴミや泥を取り除くことができますが、
細菌やウイルスまでは除去できません(>_<)そのため、ろ過後は煮沸や消毒を行うことが重要です☝
災害時やアウトドアでの緊急時には、このようなろ過方法を知っておくことで、安全な水を確保しやすくなります♪
いざというときのために、ぜひ試してみてください(^^♪